豊島嘉穂書作展


平成16年4月6日(火)〜11日(日)

銀座・東京鳩居堂画廊・4階




大学時代の恩師、豊島嘉穂先生の4回目の個展です。

1回目と2回目は地元福岡で、3回目と今回はなんと花のお江戸のど真ん中。

銀座4丁目の鳩居堂での個展です。



鳩居堂正面 右側のエレベータで4階に上がります

4階画廊入り口


会場に入ると大きな金屏風がお出迎え


金箔を貼った屏風には契文で「安車蒲輪」と書かれています。
賢者を優遇してもてなすこと。
またお年寄りをいたわり、大切にするという意味です。
「安車」はお年寄りや女性が座って乗れる車のことで
昔、中国では車は立って乗るものだった。
「蒲輪」はがまの穂で車輪を包んで振動を和らげ、
乗り心地をよくしたもの。

両脇には品の良いかなのお軸が掛けてありました。
右の軸の花の絵も先生ご自身の作です。




「千里足下」(契文)
洋室にもマッチする作品

「瀬戸の夕やけ橋わたれ」
先生自作の歌。四国大学へ通う途中の瀬戸の海の歌。

「福寿」
虫籠に入った花がアクセントに。



金屏風の向かい側は銀屏風。色とりどりの扇面に書かれた良寛の歌。




屏風の前で思わず記念写真を撮った海外からのお客さん。







花の精


福は内 鬼は外
かずと君とかなこちゃんは絵を描いておじいちゃんの応援です。



先生の自宅の庭から持ってきたお花も大好評。