桂風庵 ANNEX 塩出智代美先生の書写指導



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桂風庵 ANNEX

塩出智代美先生の書写指導

2013.7.29


今年も幼稚園の書き方教室がはじまりました。
年々、世代のギャップを感じてしまいます。この数年、「今年で最後にしよう」と毎年思いながら始めるのですが、誰も本気にしてくれません。始めると、あれこれとがんばっちゃうのですわ。
去年は、文字を書くということを、発達学や心理学の面からお勉強させてもらい、改めて、「書く」という行為の研究はこれからはじまるのだな、と感じました。
文字を書くという行為に何を期待するか、ということは「書く」という行為の指導に関わっている立場によってさまざまです。
それらが、一律のメソッドでできるわけはないはず。 でも、現実にはほとんどが、書けるようになるまではなぞる。書けるようになってからは、字形の完成度を高くするためにひたすら書きまくる。「習うより慣れろ」「継続は力なり」と。

大人ならそれも良いでしょう。でも、手指や目がうまく働かない人たちはどうします?「書きたい」という気持ちは大きくても、思い通りに書けない人にも、「根気よく書き続けてください、そのうち書けるようになります」ですませて良いのでしょうか?
幼児なんて悲惨なものです。まだ書けるほど身体の機能は成長していないのに無理して書いている(書かせている)のをしばしば見ます。
大人の期待を背負ってがんばっているけなげな幼児に、救いの手を!!









ここだけの話
-どうぞお気を悪くなさらないでね- 
  私だってホンネが言いたい 6.10更新
幼児の書字事情2013年
 塩出センセイの本音トーク始めました。この実態をごらんあれ。 7.29更新    
幼児の書字事情
 -小難しいバージョン- 
  少々専門的になりますが、どうぞ読んでくださいませ
幼児の書字事情
2011年度&2012年度
合併号にしました。書き込み量、少量につき・・・m(_ _)m    
幼児の書字事情
2010年度
 2011.4.14最終  
幼児の文字の特徴
・「どうしてこんな持ちかたをするのでしょう」
・「いくら注意しても筆順がなおりません」
・「字の形がきれいになりません」
大人からみると不自然なえんぴつの持ち方や筆順、おかしな字形・・・
それらは子どもたちにとっては書きやすい方法であり自然な形なのです。

みんなで考えよう
幼児期の書写
-子ども目線の書き方指導- 

ほとんどの子どもたちが入学前に文字を書いているにもかかわらず、幼児期での 指導法は確立されていません。
鉛筆のもちかたや姿勢は気になるものの、どのように指導してよいのかはわかりません。
保護者や幼稚園の先生達は、子どもたちへの文字指導に自信がありません。

子どもたちがまなびやすいメソッド、支援のしかたをみんなで考えましょう。